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病棟看護師、車いす生活か、注射しながら夜勤をするか


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誰かのために生きてきたチカラで、
自分も幸せにする未来へ

看護師さんのためのこころのセラピスト
かすみん こと 香住 しずく です。

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私は今、派遣看護師として働いています。
実は、派遣は人生で2度目です。



派遣看護師になった一番最初のきっかけは「有痛性外脛骨」という診断を受けたことでした。

有痛性外脛骨とは
足の舟状骨(内踝にある骨)付近に余剰骨(よじょうこつ)が存在し、痛みが生じる状態。


(つまり、内側のくるぶしに、通常の人の骨格よりも骨が多く存在していて、そこに、怪我や偏平足、過度に足を動かすなどの何らかの刺激が誘因となって痛みがおきている状態のこと。)



今はセルフコントロールできていて落ち着いているのですが、看護師になって5年くらい経った頃、足に痛みを感じやすくなったことがはじまりでした。


はじめは我慢できるくらいでしたが、数か月かけてだんだんと「おかしいな」と感じる痛みに変わり、不安な気持ちで仕事をするようになりました。


そこから数か月かけて状態は悪化し、徐々に足をひきずって歩くようになり、一日中いつでも痛くて、立つこともできない日が増えました。

最終的には仕事を辞めるしかなく、毎日廃人みたいになった約1年があります。

今日はその時のことを、書こうと思います。


最初は何より腰痛と肩こり、整体ジプシー


もともと肩こり、腰痛持ち、姿勢も悪く、足のむくみもひどいタイプで、日課のように整体院に通ってました。整体師さんからは「よくこの状態で仕事なさってますね」「どうほぐしたらよいか…(困)」がお決まり文句。


(同じように声かけられてる方、多そうだなとも思うけど… 整体師さんのこの台詞、もはや整体師さん全員言ってることなんだと思ってました。笑)

で、仕事後にある程度足が痛くなるのも私のなかではお決まりで。



夜勤あけって足いたいってみんな言ってたし、仕事終わりは足むくんでるってみんな言ってたし、ディズニーランドのあととかも足いたくなるじゃないですか。



そういう感じで、みんなが痛いもんだと思ってたんですよね。



そんな感覚だったので、いつも通り整体に行って、肩やら腰やら整えてもらった後、「いつも足が冷えてるし、結構むくみも強くて、仕事のあと足が痛いんです」って話をしたら、たまたま足までみてくれたくれた整体師さんがいたんです。



で「しずくさん、、結構重症の有痛性外脛骨じゃないですか? 肩と腰にも、影響しますよ。」て、言われて。



え、、?!!!

その病名も知らなかった私は、整体師さんに質問しまくり、そこで、有痛性外脛骨のいろんなことを教わりました。


その時は、翌朝には痛みは落ち着いてることが多くて。



でも、言われてみれば、何もしなくてもくるぶしだけ腫れる日があったり、朝起きて一番最初に床に足をつける時、足首から膝下までずきーーんと痛みが響いて、あまりの痛みに息を止めて我慢する日があったり…


幼少期のマラソン大会や球技大会のときはいつもなぜか足を挫きやすくて たくさん整骨院にも通ってきたし、足が痛い!と感じた過去は数えきれないほどでした。


でもあまりにずっとあったこと過ぎて、自分の中では「当たり前」だったんですよね。

ただ、肩や腰が痛くて、慢性的に疲労があるのは自覚してたので、整体院、鍼灸院、マッサージ、カイロプラクティック… その類の施術には、人の3倍くらいは、通い詰めてお世話になってきたと自負がありました。

「私の足にはちゃんと病名がつくものなんだ」と、初めて知ったのが、大人になって、その整体師さんに会ったときでした。


医師に車いすを使うよう勧められる


その整体師さんが「ここでは最終診断ができないのと、対症療法が限界だから、一度病院に行ってレントゲンとか撮ってもらうといいよ」と言ってくれたのをきっかけに、もはや整体ジプシーと化してた私の生活は、急に整形外科に目が向きます。

(今考えれば、もっと早く整形行くタイミングあったろうに… 思い込みってほんとこわい。)




で、調べまくって見つけた、外脛骨も診れる医師のもとに診察に行きます。

やっぱり診断は「有痛性外脛骨」で。痛み止めと紹介状もらって、クリニックに通うことになります。


そのクリニックでは、保存療法(鎮痛剤の処方、リハビリ、インソール、テーピング治療)を受けました。




でもね、保存療法何か月か続けるんだけど、一向に良くならないんです。

皮膚も弱いからテープ負けで足は真っ赤になるし、痛み止め飲んで仕事して、帰宅したらセルフケアして、休日には(病棟勤務だったから休みはほぼ平日)リハビリ行って、長く歩けないから最低限の生活用品の買い物だけして、すぐ帰ってきて、自宅で安静にして、また痛み止め飲んで、仕事行って…

給料は治療代になって、休日を治療のために使って、治療するために働いて… 何のために仕事してるのか、わかんなくなりました。

本当は手術もできたんだけど、一般にはあまり推奨されないらしく。アスリート選手みたいにハードに足を使うことが命綱なら検討するけど、一般論では手術侵襲(手術による体への負担)に対するメリットが少なすぎるから、検討しないって説明を受け… 


そんな状態で保存治療をしばらく続け、何のための仕事か、自分はどうすべきか、を自問自答し続けていたとき、



ちょうど主治医から「難治性のタイプで、もうこれ以上は良くならないから、痛いなら車椅子で過ごすしかない。あとは、痛み止めの注射打ってから、出勤するか、だね。」と、(ちょっと面倒くさそうに笑)言われます。


そこで、ようやく、「あ、わたし、病棟辞めよう」って思ったんです。


当時、あの先生には腹立ったけど、でも今考えれば、あの言い方が後押ししてくれたかもな… なんて思ったりします。


セルフケア、通院、自分の人生を考える


そこから私は、調べに調べまくった結果、病院ではなく、筋膜を調整する施術を行う整体院にたどり着きます。


当時は、わたしの住んでた地域まで筋膜の整体が広がっておらず、東北から東京まで、2週間に1回通うことになりました。


足いたいけど、治したい、痛みをとりたい一心で。仕事辞めてから、痛み止め飲んでテーピングして、新幹線か高速バスで東京にいって、日帰りする。往復移動も痛くてゆっくり歩くから、通常の倍の時間かかりました。

当然ながら保険診療ではなく、そして、その生活をしながら一人暮らしだったので、数年かけて貯めた貯金100万円以上は全部その時期に使いきりました。



なくなっていくお金とともに、こころの不安も大きくなり、でも、足を使いたくなかったので、ただひたすら横になる…



気付けば、足が痛くなってから、大好きだったフェスや旅行は行けなくなり、ディズニーランドも、冬のスノーボードも、全部お預け。



なにより、仕事して、必要とされたくて、自分の存在価値を仕事することに見いだしていた当時の私は、何もできずに横になるしかない自分が、辛くて、苦しくて、生きる力を失ってました。


(無意識だったので、そんな心の状態には当時は気付いていません笑 苦しかったけど、この時は足のことしか考えてませんでした)


幸い、巡り会えた筋膜の治療が功を奏し、わたしはそこから本当に少しずつ、回復していきます。そして、運良く同じ施術を地元近くで開業される方も出始め、東京への通院期間を終えて、地元で通うようになります。


で、いきなりのフルタイム復帰は無理だと悟り、単発の派遣看護師を数回入れながら、自分の足の状態を観察することにしたんです。

そのあたりから「自分の身体に合わせた働き方」を、真剣に考えるようになりました。


身体も、自分と向き合うことでした


そこからまた紆余曲折あって、訪問看護師にになったり、辞めたりしながらまた今の働き方になるんだけど、、

(実は、次は、身体ではなくメンタルにお知らせがきます。笑 ここでは割愛。)



結局、足は完全復活!とは至らず、今でもフルタイムでの立ち仕事は難しいままで。


でも今は、この足が、自分の身体疲労のバロメーターとなりました。

長く歩いたり、疲れてくると、足が痛くなる。
で、自分のケアでカバーしきれないとき、メンテナンスで通院する。日によって冷えたり、浮腫んだりだけど、このメーターで、自分の活動量を評価してます(笑)

「そうかそうか、歩きすぎたな、ごめん」

「今日は、長めにケアするね」

「きっと明日のスケジュールでは痛くなるから、明日はちょっと頑張る日だよ、よろしく」

「そろそろ、注意。メンテナンスするかい?」

かすみんの脳内会話より



あの、廃人みたいになった期間のおかげで、こうやって、自分の身体と対話して、生きるきっかけをもらいました。

おかげさまで、2年前には、ほんとに数年振りにディズニーランドにも行けました。
(当日はアドレナリンでカバーされましたが、帰り道と帰宅後2日まで、足は瀕死でした笑)


本当は、はじめから、こうやって働けるとよかったんですよね。
患者さんの全身状態確認するみたいに、自分の身体をよく観察して、気にかけて、対話して。



これ、こころと向き合う方法と同じでした。



どんな出来事から、自分がなにを感じて、どんな自分がいるのか。こころも、身体も、おなじ。


自分と向き合って、その時の自分にあうペースと方法を、選んで、試して、生きてく。

そんなことを教わった、廃人生活でした。



今でもたまに痛むけど、ひどくなる前に調整できるようになったのが大成長。これからも、長くお付き合いしながら向き合っていこうと思います。


・・・


心と身体って、繋がっています。

たくさんの患者さんを支えてきた看護師だからこそ、知っているはずなのに、自分のことになるとみんな、どこか後回しになってしまいます。


実際に私も、後回しにしていることさえ、気づいていませんでした。


人と話して、立ち止まることで、自分のことを客観視できます。
本当は辛いことを、ごまかさずに「つらい」ということができる場所自体が、身近にない人も多いです。

たくさんの人の「つらい」を受け止めてきた看護師さんほど、誰にも評価や否定をされずに、自分の辛さを話す場所があっていいと、私は思っています。

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今日もお読みいただきありがとうございました!!


看護師さんのためのこころのセラピスト
香住 しずく(かすみん)でした!

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