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誰かのために生きてきたチカラで
自分も幸せにする未来へ*°
看護師さんのためのこころのセラピスト
かすみん こと 香住しずく です。
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今日は
訪問看護師って実際何するの?について。
私はかつて訪問看護ステーションで働いていたことがあります。
派遣看護師をしている今でも、一番好きな分野です。
訪問看護にも色んな特徴があるので、今日はそのまとめをしたいと思います。
あくまで個人的感想になりますが、看護師の転職に悩む皆さんの参考になれば幸いです!(^^)
訪問看護ってなぁに?
「訪問看護」とは、療養者さんの自宅に看護師が訪問して、主治医の指示に基づいて、健康状態を観察し医療行為(点滴、処置など)、それに伴う生活指導、清潔ケアなどを行うことです。
訪問看護の対象は、「自宅(住み慣れた場所)で療養する人」になるので、小児から高齢者まですべての領域が含まれます。
終末期(ターミナルケア、在宅看取り)や精神看護も入ります。
訪問看護ステーションによっては、精神科に特化した訪問看護ステーションや終末期専門など、専門分野を掲げているところもあります。
※精神科の訪問看護をするには精神科での病棟勤務経験が求められたり、別途、精神科訪問看護についての研修を受講します。
そのため、どのステーションで働くかによっても変わってきますが、自宅で携わる医療行為も多岐にわたります。
患者さんも、すべて自立されている方から、寝たきりで全介助の方までさまざまです。
そうなると心配なのが、看護技術や自分のアセスメント力ですよね~。
(きっとみんな不安だと思う。)
これまでの自分の経験では携わったことのない診療科の方にも関わるから、学びが多いことは事実です。
訪問看護ステーションの福利厚生、オンコール対応
それぞれのステーションがどんな方針かによって内容も多少変化しますが、病院と違うポイントを集約します。
例えば… こんなことを取り入れているステーションがあります!
・平日の固定休日、または土日祝休み
・オンコール対応
(24時間緊急時の電話と訪問対応)
・直行直帰対応可
(自宅から訪問先に直接出勤し訪問先から自宅に直接帰ること)
・歩合制
(新規の訪問先をとれた数、営業した件数でお給料があがる)
・月の訪問件数でお給料が変化する
・(自家用車使用の場合)車メンテナンス手当て
・学生指導担当者への手当て
・オンライン研修の拡充
(どこでも見れる、学べる環境)
などなど。
自分達が訪問した分だけステーションの売り上げになり、歩合制や訪問件数などで目にわかる形で自分に返ってきたりします。
なので訪問看護は、病院よりもお金の問題が身近に感じられることが多いと思います。
病院勤務のときにはそこまで気にならなかった「経営」ということも、どこかには心に置きながら働くことになります。
営業については、ステーションによっては営業担当さんがいたり、所長さんや副所長さん、主任さんなど管理業務をされてる方が中心にするところもありますが、各スタッフが行っているところもあるようです。
じゃあ、どんなところに営業するかというと…
イメージとしては、ケアマネージャーさん(相談員)のいるところ…!
・病院の退院支援相談室
・居宅介護事業所
・就労支援事業の事務所
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・
などなど。
このあたりは、就職の前に「営業業務はありますか?」って確認してみるといいかもです◎
オンコールについては、何人のスタッフで回すかにもよるけど大体月7、8回~…
夜勤と同じかちょっと多いくらいな印象。
用件はこんな内容が多い!
・患者さんからの相談
(血圧これくらいで症状あるんだけどどうしよう、とか、発熱した!とか)
・ご家族からの報告、相談
(転倒しちゃった、尿がでてない、膀胱留置カテーテル抜けちゃった!…とか、こういう場合どうしたら?みたいなこと)
・事務所の営業時間外にきた電話が転送される
(ケアマネさんからの情報共有とか、他社からのお問い合わせとか)
電話が1本も来ない日もあれば、数件訪問案件が続いたりして、他の人にも応援をお願いするケースもあります。
訪問看護師の1日
訪問看護ステーションて、街中で見かけることが増えてきましたよね。
施設にいて施設内をまわる訪問看護もあるのですが、今回は街中を移動して自宅にお伺いする訪問看護のお話をします。
わたしの印象では、1日大体5~8件訪問することが多いように思います。
移動は主に車!(自家用車または社有車)
でも市街中心部のステーションでは、電動自転車を使用しているところもあります。
わたしの場合は全領域に対応する方針の訪問看護ステーションだったので、例えばこんな感じで1日を過ごします!
始業時刻
事務所 または オンラインでミーティング
(申し送り、各自の訪問先確認、オンコール内容報告など)
訪問開始!
1件目 高齢者
(状態観察、清潔ケア)
2件目 精神
(状態観察、傾聴、内服セッティング)
3件目 小児
(沐浴、呼吸器チェック、吸引)
4件目 高齢者
(状態観察、褥瘡処置)
5件目 精神
(状態観察、傾聴、生活環境やルーティンの振り返り)
6件目 神経難病
(状態観察、呼吸器管理)
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・
終業時刻までの間
訪問終了の報告
看護記録
特記事項を管理者やオンコール担当者に申し送り
※ステーションごと異なるので参考までに!!
みたいな感じで、どんな疾患、年齢の方もごちゃまぜに訪問です。
1件30分~1時間が多いけど、状況に応じ1時間以上かかることもあります。
移動は自分で運転します。
だから、疾患のことや看護ケア以外に、各お宅までのルートも覚えないといけません。
訪問看護師のいいところ
わたしは訪問看護が好きなのでいいところづくしだなぁーと思っています(笑)
・夜勤がないので生活リズムが安定する
・緊急訪問しなくてもオンコール手当はある
・療養者さんとの距離が近くてじっくり向き合える
・たくさんのお宅に伺うので自分の人生の学びになる
・その人らしさを活かした生活×療養を追求できる
・ひとりで回るので、気が楽
・多くの疾患が学べる
・対象が年齢関係ないので、自分のスキルも上がる
など
個人的には
・どうすれば自宅で安全に療養できるか
・どうすれば自宅にあるもので対応できるか
このあたりを、その人の人生やその人らしさに合わせて、病院ほど緻密ではなく、でも安全に、生活リズムに上手に組み込む方法はないか…
そんなことを考えるのがめちゃくちゃ楽しかったです。
例えば、
・経管栄養をハンガーにかけたり、S字フックを使って室内で吊り下げる場所を確保したり‥‥
・訪問看護以外のサービス(訪問ヘルパーなど)も含めて、ケアマネさんも共に、ご本人、ご家族さんと相談したり…
・陰洗ボトルや処置洗浄ボトルはペットボトルを加工したり、処置物品を経済的な面からも考慮して代替品を考えたり…
病院では当たり前のように使えたものが、在宅では難しかったりします。
そんなときにどうするか、それも訪問看護師の腕の見せ所です。
訪問看護師、ここが大変!
その反面、こんなところが大変で、困りごとです!
・自分がトイレに行くタイミングを見失う
・時間にシビア
(渋滞したり、ケア時間などで小さな遅れが重なると最後のお宅に行くのは30分遅れ…なんてことも)
・自分ひとりで対応、アセスメントするのが不安
(悩んだ際はリーダーさん等に電話相談できる場合も多いと思います)
・(地域によって)車の運転が必要
・対象範囲が膨大で常に学び
・初見の疾患が増える
・ひとりで行くので、技術(採血など)で困ったときにヘルプが出しづらい
・お宅に伺うので、マナーに要注意!
・訪問者は自分だけなので、コミュニケーション力がより求められる
など
どれもこれも考えようではあるけども‥‥
まずはシンプルに、他の人のご自宅に入るのが苦手な方はとても大変だと思います。
たくさんのお宅に関わる分、お相手のお宅のルールや文化をこちらも大切にする必要があります。
ご家族ごと関わることも多いし、独居だったりした場合には、ご本人にわかるようにお伝えしつつ、遠方に住むご家族に状況が見えなくても分かるように伝えるなど、コミュニケーション力も求められるなあと感じました。
訪問看護のこと、あれこれ
イメージ、少しでも伝わったでしょうか…
訪問看護は経営がシビアになるので、母体も大事!
株式会社なのか、病院が母体にあるのか、どんな経緯で立ち上がったステーションなのか…
そんなところも確認してみることをお勧めします。
そして、対象となる方自身が大切にしたいことや求めていることと、医療職として外せない条件が同じ方向ではないことも多々あります。
そんな時は、その人の望む未来を創るために、でも、安全を守るために医療職として大事にしてほしいことも伝えながら、どうやって落としどころを作るか。
それは、病棟にいるとき同様大切でしたが、在宅はまた違った感覚だったなあと感じます。
私は過去、ひとりで背負いすぎたりして、訪問看護が苦しくなってしまった時期があります。
今回は業務内容メインでしたが、後々、各領域での心理面で感じたこともアップしていきたいと思います。
「疾病とともにその人らしく生きる」そのゴールはみんな同じはず。
いろんな価値観をすり合わせて、みんなで考えるのは、どの分野の看護師にも共通するところだなあと思います。
ご興味ある方いたら、ぜひ検討してみてくださいね。
長々読んでくださってありがとうございました!
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看護師さんのためのこころのセラピスト
香住 しずく(かすみん) でした!


















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